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技能実習制度とは(1)監理団体の役割

くるせ
くるせ

実習生を選定する方法と、それに対する監理団体の役割について教えてください

タムラ
タムラ

実習生の選定は次のような流れになります。

ステップ1
書類選考で候補者を求人数の2~3倍に絞る

まず、企業からいただいた実習生の求人について、指定した職種の候補者を募集することに適した送り出し機関を選択した上で、選択した送り出し機関に対して候補者の募集依頼を行います。基本的な能力検査や書類審査を経て応募者の中から選定される候補者の人数は、通常、募集数の2倍から3倍となります。

面接の1週間程度前を目処として、この募集数の2倍から3倍程度の人数となった候補者について、履歴書の形式で企業にご案内申し上げ、どのような候補者が面接に参加するのかについて、ご確認をいただきます。もちろん、この時点で、書類審査により面接人数を絞っていただくことも可能です。

ステップ2
面接の実施、家族との面談

面接は、出来れば企業の担当者の方が実際に送り出し国に行って、直接行っていただきたいと考えています。これには、2つの理由があります。 まず、第一点としては、企業の担当者様に、リモートの画面経由では伝わらない候補者たちの熱意を感じていただきたいためです。面接の直接の現場も勿論なのですが、待機室での様子や、他の会社の候補者達が面接に向けて日本語の勉強等をしている様子をご覧いただければ、彼ら彼女らがいかに日本に行くことを切望しているのかを肌で感じていただけるのではないかと思います。 二点目としては、彼ら彼女らに企業の担当者様を通じて、企業の雰囲気を少しでも感じていただきたいというのもあります。

送り出し国に行って、直接面接していただいた場合には、面接の翌日に、合格者の家族に集まっていただいて、企業での実習環境の説明や、監理団体のサポート内容等を紹介する説明会を開催します。これは、息子や娘を数年間、日本で実習させることについて、家族が不安に思わないようにすることが目的ですが、ここで家族の信頼を得ることが出来れば、実習中に問題が発生した際に、家族のサポートを得ることも出来るようになります。

くるせ
くるせ

選定された実習生は、来日までに何をしますか?

タムラ
タムラ

はい。

ステップ3
日本語などの学習

実習生は、面接後約6カ月間、日本語の学習や、日本での生活習慣、さらには、日本で実習を行うために必要な知識の学習を行います。なお、日本語の習熟度合いについてご確認いただけるように、入国までは毎月、学習状況やテストの成績をご報告いたします。また、定期的にWeb会議等の方法で、実習生と面談して様子を確認していただくことも可能です。

ステップ4
在留資格申請の準備

実習生が、本国で日本での実習に向けて日本語学習等の準備を進めている間、日本側では、まずは実習生の在留資格の取得に向けた準備を進めることになります。これには、技能実習計画の策定等の一般には馴染みのない書類の作成が必要になるのですが、ここは、監理団体がしっかりとサポートさせていただくのでご安心ください

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